冷夏来たりて トマトは緑 低温 長雨 日照不足 農作物に影響
 箟岳山箟峯寺(宮城県涌谷町)で行われた白山祭の作占いによると、「今年は努力が必要な年」だそうだが、当たってしまったようだ。

 仙台管区気象台は2日、「東北地方が梅雨明けしたとみられる」と発表したのだが、3日以降も曇りや雨の日が続く。どうやら梅雨の延長戦に入っていたようで、夏の日差しを感じる日がない。
 
 このうっとうしい天気の原因はオホーツク海高気圧。7月末から千島列島付近に停滞し、冷たく湿った風「やませ」を多雨北太平洋岸に突き付けている。このため、雨や曇りが続き、気温が低く、日照時間の少ない夏になっている。
 
 1日から14日までの合計日照時間は古川で15.7時間で、昨年の130.6時間より114.9時間少ない。

 この低温長雨と日照不足で露地物のトマトが一向に赤く熟さず、キュウリも下膨れの曲がったものが多いなど、農作物に影響が出ている。水稲のいもち病や、開花期に雨が続いたことで受粉障害についても懸念が残る。
 鈍色の雲に日差しを遮られ、日照不足で緑のままのトマト。=宮城県涌谷町で8月14日08時10分、志田雅洋撮影   
 2017年 8月 14日
【志田雅洋】
 
 
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